スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

7日目。私たちは被災地で何を学んだのか。


被災地プログラムが早くも終わり、この日の朝に電車(スーパーひたち)に乗り、お昼頃に上野に戻って来る。

朝、ホテルのロビーで、お世話になったいわきの人々に挨拶。

_DSF8528.jpg



電車を降りたら通訳や旅行会社の人たちが待っていた。楽しかった福島も終わって、
また東京での任務、そして今度は広島が待っている。

午後、臨海防災公園のそなエリアを見学。
首都直下型地震後の東京を舞台に、
「72時間生き残る」
をテーマに、廃墟となった街を、ニンテンドーDSに表示されるルートに従い、
問題を解きながらゴールを目指すというアトラクション。

_DSF8543.jpg

_DSF8547.jpg

_DSF8570.jpg

_DSF8573.jpg

_DSF8576.jpg

_DSF8586.jpg

_DSF8596.jpg




「かなりリアルに作ってありますので、気分が悪くなったらお知らせください」
と言われたので、あぁ自分のことだと心配していたら、街に出るまでの間は
外の状況も分からずに、かなりの緊張だったけれど、
街に出てみたら、確かに廃墟ではあったけれど、誰かが傷ついたり死んだりと言う現実は再現されていなかったので、大丈夫だった。

赤十字の救急法の訓練を受けた時も思ったけれど、もし現実にそれが起こった時には、
もっと大きなストレスやパニックにさらされる。それも長い時間の中で。
少しずつでもこうして、精神的な面からも備えておかなければな、と思う。
救急法の訓練も、また受けておこう。

_DSF8600.jpg

_DSF8608.jpg




その後、次の日が外務省での報告会と言うことで、その準備の時間を取った。
外務省では、東日本大震災や被災地の、現場でどのようなことを学んだか、
そしてそれを帰国後にどのように伝えていくか、といったテーマについて話すことになっていた。
それに関して、ほとんど準備ができていない段階だったキリバスチーム。
寒かったが屋外で、報告会の為の話し合いをした。

私は英語がわからないので、学生たちがどんな話し合いをしているのか、あまり分かっていない。
ただ、大学生チームと高校生チームに分かれて話し合いをした時に、
高校生チームはちょっと苦戦している、という印象だった。
自分たちの得た経験を、どのように消化して経験として深めていけばいいのかが分からず、戸惑っている、という印象だった。

だから私は、コーディネーターと言う立場を悪用して、印象操作をした。

私の考えたことをしゃべらせよう、いやそこまではしないけれど、そういう種をまいてみよう、と思った。


そこまでしようと思った理由はある。被災地で、特に二日目と三日目に泊まった小名浜オーシャンホテルで、被災地の人々、被災地に仕事で来た人々たちから色々な話を聞き、私も私なりに色々と考えていたからだ。

被災地や被災者の、プレス用ではない現実の生活や感情を語ってくれた新聞記者。家に30年間帰れないとつぶやいた農家。いわき周辺で一番被害が大きく、70センチ地盤が沈んだ灯台のもとで、津波や地盤沈下の被害の大きさなど色々話してくれたおじいちゃん、露天風呂で話した人々…千葉から来た業者さん、キリバスとツバルの留学生たちに好感を抱き、被害に悩む福島の人々の思いを語ってくれたおじさん、等々。


今回のツアーで見学した被災地、福島というのは、必ずしも全体像が見えるものではなかった。そもそもいわきしか見ていないし、基本的に現場を見て歩いただけ。全体的な政策とかそういう意味で、今後どのようなことが必要になるかが見えてくるようなプログラムでは決して無かった。

だけれど、福島の人々が津波被害や風評被害にどれほど傷つき、でもそれに負けず一年半の間に少しずつ復興に向けた努力をし、そしてここまで復興した段階で、今後についてどんなビジョンを持って復興していくことを考えているのか。そしてそのビジョンを日本や世界と共有し、実現していく為にどんな行程が考えられるのか。

放射能が降った現実はある。実際に住めなくなった地域もある。そしてそれとは無縁に生活している圧倒的大多数が今のところの状況だ。
という現実を改めて自分たちの胸の内に据えて、そこから短期の未来像(復興)と、長期の未来像を組み立て直さなければいけないのだな、と思った。

それはもちろん今回の選挙のこともあるし、政治以外の部分でも私たちが世界の一部として、どう振る舞って行くかと言うこと。
しかし、どうしてこうも日本は話し合いの場が少ないのだろうか?アメリカの大統領選挙のように、一年近くかけてみんなですこしずつ合意と結論を導きだしていくようなことが出来ないだろうか。

スポンサーサイト

| そば屋さんちのふろふき大根 ホーム |

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://karehausagi.blog38.fc2.com/tb.php/712-b68b6d44
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザーのみ)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。