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5日目。被災の現場と仮設住宅の見学。


プログラムの5日目。
被災地入りしてから二日目、この日は朝から実際に津波に襲われた地区などを見学することになっていた。
留学生たちにもその緊張のせいかあるいは福島の寒さのせいか、少しこわばりが伺える。
この日は私たちの雰囲気を察してか、雨。
プログラム中、雨が降ったのはこの日だけだった。

最初に、津波にのみこまれた地域にいく。
ここで、津波で家を失い、しかし家族はなんとか無事だったと言うこの地区の区長さんの話を聞く。
地震や津波そのものも恐ろしいけれど、避難の話や、その後に家族と離ればなれになってから連絡が取れるまで、その後の悲しみを乗り越えての復興など、興味深い話がとてもたくさんあった。
こんなにもつらい経験をして、私たちにその話を聞かせてくださるのも、すごくつらいのではないだろうか。この話を一日中は聞いてられない。そんな話だった。

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後ろの黒い土嚢を積み上げてあるのは、防波堤が津波で崩れた部分だそうだ。



次に、火力発電所を見学する。
この火力発電所も津波にやられたものの、地域経済を担う企業として、
地域の人々と助け合いながらの復興の話が聞けた。

そして個人的には、ここを見学する時に隣に座った、地元の新聞社の方の話がすごかった。
なんだか普通の世間話をするように、いやその人にとっては普通の世間話にもうなっているのかもしれない。
でも、私は隣で聞いていてショッキングなことだらけで、情報としては知っていることだったかもしれないけれど、地元の人のリアルな状態や感情をそこに見いだしていった。

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昼食風景。

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昼食後、地元の消防団を率いて、復興ボランティアを積極的に行っている人の話を聞く。
被災当時からの生々しい写真を交えての話だけれど、それを割と明るく話す人で、本人もとても話し好きなようで、くらいトーンになりすぎず、よかった。
現在は仮設住宅に入居している方々への支援を主にしているようで、仮設住宅に入っておられる方々と直接会うことは今回はなかったけれど、その様子と言うか、苦労が分かった。ボランティアもそうだけれど、私には、こうして福島に来て仮設住宅を自分の目で見ると言うだけでも勇気のいる行為になってしまっていて、なんだか申し訳なくなる。

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その後、実際に仮設住宅を見学する。
意外ときれいな家だ、と思うような家もあった。
木の暖かみがあって、家の周りで菜園をやっているような感じがあったから、
これが仮設住宅か、ずいぶんイメージと違うな、と率直に思った。
けれど、それは見た目の話であって、実際には家はよくても多くのストレスを抱えているはずだろう。

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そしてこっちの仮設住宅は、自分の中でイメージにぴったりというか
よくテレビとか雑誌で見る、と思うような仮設住宅。

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今日はここで、留学生たちはボランティア活動を手伝う。
晴れていれば外での仕事を手伝う予定だったが、雨の為、集会所の掃除などを手伝うことになった。
東京から来ているボランティアの人々と一緒に掃除をし、話をする。

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そして集会所にあった、放射能検査機。
こんなものを使って毎日、食べるものを食べる前に検査しなければいけない現実に直面しているのが、復興してきているとはいえ福島の現実だと思い知らされた。

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プログラムの中ではあまり放射能を全面にだしてのプログラムはなくて、話の中には出て来るけれど、基本的に目で見えるのは津波などの被害のこと。
でもここで忘れてはならない現実が、福島には放射能が降ったと言うこと。
新聞記者の話も、きれいごとではない地元の人の抱えている現実だったけれど、
これも放射能測定器が日常の中に入り込んでしまっている恐ろしさにめまいがした。

こればっかりは、どれだけ支援したくても何十年住めない地域が出来たり、
あるいは10万年も放射能が安全レベルに下がらないような放射性物質が放出されたりと。
改めて、自分たちがしでかしたことの大きさを知らされた気分だ。
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まとめ【5日目。被災の現場と】

プログラムの5日目。被災地入りしてから二日目、この日は朝から実際に津波に襲われた地区などを見学するこ

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