スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画「ニッポンの嘘」後日談。


週末、金曜日に用事があって東京に来た。一泊二日。AKB48が東京ドーム公演をしているというのに、それを横目で見ながら私は面接か…あまりに切ない。


で、本当に面接だけ受けて帰るのは耐えきれないくらいに切なかったので、偶然、土曜日の昼に映画「ニッポンの嘘 福島菊次郎 90歳」のあとにトークイベントがあると知り、それを見に行くことにした。場所は、銀座シネパトスという映画館。この映画を見るのは二回目。一回目にみた感想は。

DSCF4046.jpg

ちなみに話をするのはこの映画の監督である長谷川三郎氏と政治活動家の鈴木邦男氏。映画自体も一回見ただけでは飲み込めなかった部分も多かったし、この映画を撮った監督がどんなことを話すのか気になったので、見に行ってきた。


映画は二回目も鮮烈だった。一回目には自分に訴えてこなかったシーンが強く主張するし、一回目の理解を超えて思いメッセージを発してくる部分が多い。三回、四回と見ればまた、もっと深いメッセージが受け取れるだろう。


二回目と一回目で特に違いが出たのは、原爆関係者意外の彼の写真について。というのも、原爆以外については自分に予備知識が無さすぎて、彼の写真の意味をほとんど理解できなかった。彼が写真を撮った意味。その写真が社会の中で持つ意味。リブとふうてん、学生運動、天皇の戦争責任等々。
そしてそれが、彼の信念や哲学を、字面でしか捉えられないことの大きな要因になっていた。
だからもし、これからこの映画を見るという人で、戦後の歴史をあまり知らないとか関心が無いという人は、一応、予習をしてから見た方が絶対に理解が深まる。少しでも勉強してから見ることを勧める。

それにしても改めて、というか今日やっと、彼の90年の人生の重みから発せられる言葉がこうも光っているのに気がついた。
戦争当時、軍国少年だったという彼が招集され、戦後を迎える。原爆や公害などを目撃する過程で、自分が愛す守るべき日本が自分や国民を裏切るという自体に何度も遭遇する。
その、それぞれの過程での細かな彼の心理の変化まではたった2時間の映画で性格に追いかけるのは難しい。でも、彼がカメラを自身の武器として国家に反旗を翻し、日本の嘘、裏切りを告発するようになる理由を推して測るには十分だ。
個人的な思いだけれど、天皇の戦争責任を追求する人々の心境も少し、分かった気がする。ただ戦争で傷ついた、つらかった苦しかった、アジアの人々を傷つけたと言っているのではなくて、日本なら天皇なら(戦中、戦後には同義だったと思われる)間違いなく決断すると思っていた国民やアジアの人々に対する労いや救済への対応があまりにずさんで、そこでまたひどく裏切られた気持ちになったのだろう。

だから、反骨の底には本来、好きとか愛しいというものがまずあるのだということを知った。


映画のあとの、長谷川三郎氏と鈴木邦男氏の対談の中でもそういう話があったけれど、福島菊次郎という人の主張はイデオロギーからやってくるものではなく、自身の経験に根ざしている。だから、自分の長い人生にある価値から色んな価値判断をして主張を練り上げている。そこに、簡単には反論できない芯の強さがある。そして原動力を失わない怒りというのも確かに、すごい。
鈴木氏によれば、マイナス面も含めて好きになれるのが愛国だということ。そうでなければ、ただの自己愛。もしも福島さんほどの愛国心があるならば、もっと日本のことを見つめることが出来るはず、と彼は話していたけれど…自己愛の固まりのような人たちが時々、このブログにも来ますね。ある人物の名前を検索して。

この二人の対談の中で気になったのは、鈴木氏が「今はドキュメンタリーで取り上げる人が居ないでしょう、実際に戦っている人は(他に)居ないし、撮る人もいない」と話した部分。長谷川氏も「今は怒った顔を撮るのが難しい、見つからない」と話す。確かに映画の中世界は自分たちにとって別世界のようで、こんなにも激動で人々が表情豊かに生きていた時代があったのかと思わされる。美術館を見たときにも持った感想を、ドキュメンタリーを撮っている人が同じように感じているというのは興味深い。

原発を今後どうするかは、日本が今後どうするか、という問いに直結する。ただ、その答えを出す前に、もう一度戦後日本そのものを冷静に見直す機会を持ってもいいのではないだろうか。いや正しい判断を下す為に、見直すべきではなかろうか。と、切に思う。




さぁ、AKB48の前田敦子卒業公演が始まりだ。生放送あるぞ!!!
スポンサーサイト

| そば屋さんちのふろふき大根 ホーム |

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://karehausagi.blog38.fc2.com/tb.php/657-6777c23c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザーのみ)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。