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今、アイデンティティをなくしかけているブータンを見て考え直すべきは原発問題のはず。


前回のブログの最後で、活動のことを書くと言ったにも関わらず、
また3日ほど放置…そして活動のことじゃないブログ。。。また明日書くから、許して下さい!!

今日の朝日新聞一面と二面に載った、
物欲を税で抑える幸せの国〈カオスの深淵〉
という記事が載った。

何とも皮肉な結果だなぁというか、ブータンという国はGNH(国民総幸福)という物差しを作りだして、
その指標に従えば国民のほとんどが幸せであると結論付けて、
その国民の幸福感を国のアイデンティティにしてしまった。
記事によると、2005年の調査で国民の97%が「自分は幸福」と感じていたそう。

そして今、自身が感じる幸福感に加えて経済状況や社会・医療インフラへのアクセス等の指標も含めて測った結論によると、幸福と判断されたのは国民のたった41%。
実際、記事に紹介してあるように、周辺国からの情報や物資の流入、国民に芽生える物質欲や国民間での格差等。物質的にも精神的にも、満たされていないブータン人が増えてきているのが現実なのかも知れない。


ブータンに派遣された協力隊員も居たけれど、実際にブータンは国家予算のおおよそ4割を援助に頼っているらしい。そして金融という形でも周辺国との経済的な関係が深まりつつある様子。借金で物欲を満たそうとするあまり、外貨も底をつきつつある。

残念ながらブータン政府がブータンのアイデンティティにしようとした幸福は、こうして早くも音を立てて崩れている。こんなにも脆い基準を国民の心の支え、そして海外にブータンをアピールするキャッチフレーズにしてしまったことはブータンにとって不幸だ。今後はもう幸せの国には戻らないだろうと私は思う。戻そうとすれば、現代の価値観に喧嘩を売る独裁国家に戻らなければならないだろうから。


この朝日新聞の記事は税金(増税)の特集として書かれたみたいだけれど、このブータンの現状を見て私が日本と重ねてしまうのは、この「アイデンティティの喪失」という部分。今、日本も直面しているのが、現代の日本が持つべきアイデンティティで、それがないために政府も国民も何処を目指して国づくりをしていけばいいのかが分からないのだと思う。

ちょっと前まで、日本は世界第2位の経済大国、先進技術大国でやってきた。けれど、中国にGDPで上を行かれ、世界中を席巻していた日本の電化製品は今やアジア諸国やブラジルなどの企業の製品にグローバル市場で勝てない。
大阪万博を見た世代が科学技術で照らされる明るい未来が未来永劫続くことを信じてやまなかった。
バブル世代は今でも、高度成長が再びやってきて、頑張れば上手く行くと信じ切ってやまない。
そして私たち、不況しか知らない世代。
このジェネレーションギャップを超えて日本人を一つにするのは至難の業なのかも知れない。

この現象を象徴しているように思えるのが、今の原発問題。
ついさっき、大飯原発の3号機が再稼働を始めた。そしてこの決定に対する住民たちの抗議活動も止んでいない。
原発の危険性を認識し、それでも経済活動を止めないために原発の力が必要だと再稼働を決めた政府と、
原発を動かしてまで経済成長を重視することに疑問を持つ人々。

話し合いと言えば生ぬるさが抜けないけれど、本当は3.11を契機に日本人はみんなで、
これからどんな日本を目指すのか?自分たちが追い求めている幸福は本当に自分たちを幸福にしてくれるのか?
そもそも、今幸福と言って何を意味させるのか?
そういうことを、考え直す時期に来ていたはずなのに。


ブータンを見て税金の話をするか?それとも「幸せってなんだっけ?」というところから考え直すか?
もっと掘り下げて、日本人を定義するところからやってもいいタイミングだと私は思う。



私はとりあえず、石ノ森正太郎の『仮面ライダー』を読んで考え直すことにする。
仮面ライダーのこともまた今度書くよ。





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