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それは本質的には雇用問題なのかもしれない。


ブルキナに来る隊員全員が驚き、状況を改善したいと考えるゴミ問題。
私は早い段階でゴミ問題には見切りを付けたが、今でも多くの隊員がゴミ問題の啓発に力を注いでいる様子。
小学校やマルシェでの啓発活動。問題に思っているブルキナ部も多少はいるが、それでも一人二人のボランティアが一つの町に入ってその習慣を変えるのは容易ではない。というか、ほぼ不可能に近いとおもう。何しろ、ブルキナべ達がそれで困ってはいない。

ブルキナのゴミ問題を詳しく調べている環境系の隊員が行った調査によると、ブルキナべ達は毎朝、家や庭の掃除をして、その後庭等でそのゴミを燃やす。昔からの習慣で、毎朝掃除をし、それできれいにするから、地面にゴミを捨てることに躊躇がないというか、問題にはならないと思っているらしい。ちなみに普通、掃除は女性の仕事。で、そのゴミの内訳を隊員が調べて見たところ、大部分が埃や枯れ葉などの自然物だったそう。ビニール等の人口物は残りの一割程度。だからゴミを各家庭で集めて燃やして、効率的に土に返す。その昔からのサイクルが今でも日常生活レベルでは特に問題なく動いている。


ブルキナ以外にもゴミ問題が深刻な国はあるようで、ある国で子供達と一緒にゴミ
拾いをするという活動をした隊員がいたという話を少し前に聞いた。その活動はその後、保護者達からクレームが来たらしい。
「うちの子供にゴミ拾いなんてさせるなんて!!」
多分つまり、もっと低い階層の人々がそういう汚れ仕事をするもの、という意味だろう。
この話を聞いて、あなたはどう思うか。


例えばインドのカースト制については、日本でも小学校の社会科で早くも教わる、悪名高いヒエラルキーの世界代表だ。職業は世襲制で、生まれたときから将来
の自分の仕事が決まっている。職業のみでなく身分の上下も同時に決まっているから、今の時代によけいに悪名高い。が、ピラミッド建設が公共事業(雇用対策)だったという説があるように、カーストも失業者を出さないためのシステムという説もある。

高校の時に授業で読んだある中国の古典で、今でも忘れられない印象的な話がある。細かいところの正確さはいざ知らず、一応その話の粗筋を書いておくと、ある国の王様がうたた寝をしていた。そこに通り掛かった調理係の召し使いが、王様が風邪を引いたら大変と思い、王様に毛布をかけた。目を覚ました王様はその心遣いに大変喜び、「誰が毛布をかけてくれたのか。」「調理係のあの男です。」「そうか、他人の仕事を奪うとは不届き千万。そやつの首を今すぐはねろ
。」


古代中国の教えはとても有用なもの、為になる哲学が多いが、それをそのまま日本の文化に当て嵌めて、日本で適用することは出来ないことがある。右の話はそのいい例だと思う。
同様に、日本人の目から見て「どう考えてもこれではいけない」と思っていても、それはもしかしたら現地の文化を尊重しない行為かもしれない。
ブルキナでは、少なくとも私の目から見るかぎり、ゴミ問題はゴミ問題に思えるけれど、場合によってはゴミ問題と思っていたものが実は雇用問題だった、という可能性も考えられる。

なんてことを、トイレ型コンポストのプロジェクトの記事を編集していて思った。






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