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私はこうして壁を作る。


サカビーのCSPSを出て、次に向かうのは障害者団体。
なんだかいつも、ちょっと気が重い。最後のカウンターパートの話になってやっと打ち明けるけれど、私はもともとそんなに話すのがうまいわけでもないし、なにか珍しい物やおいしい物を持って行くでもないし、ただ「ありがとうございました」と挨拶しに行くだけなのに、向こうもそれだけの理由でのこのこ来られてもしょうがないというか、相手をする時間ももったいないと思うのじゃないかと勝手に思ったりしていた。
でも、どのカウンターパートたちも、手ぶらで行っても本当に時間を惜しまず歓迎してくれて、丁寧に話をしてくれる。その誠実さに対して、自分がこうしてボボに出向いてきておきながら、応えることができていない気がしてならない。
「訪ねてきてくれるだけで本当に有難いんだよ」とはみんな、言ってくれるけれど。


そして前回の病院以上に戸惑ったのが、障害者団体という場所。
団体の入り口。
SN3Q0338.jpg


病院はそうは言っても、何度かは入って挨拶したこともあった。
でも障害者団体なんて尋ねたことは日本でもあまりないし、ブルキナでも車いすに乗った人を時々みかけるけれど、口をきいたことは一回もなかった。だから、特に明確な根拠はないけれど、一番不安だと思っていたのはこの障害者団体だった。やっぱり差別はいけないとかなんだかんだとか言ったところで、自分とは住む世界が違う人々だし。

団体のアトリエに着いて、まずは団体の代表と挨拶をする。マダム・サノウ。他のカウンターパートたちと同様、今まで電話やメールでやり取りをしていた相手だ。そのマダム・サノウと握手をしようとして、うまくできなくて、視線を手に向ける。すると、手がない!

いや私の手はあるんだけれど、相手の手は…というと、多分手首の辺りまではあって、そこで丸くなっていて、指らしきものは一本も見えない。この瞬間になってやっと思い出した、代表のマダム・サノウ自身も障害者であるということを聞かされていたことを。まずその手を一瞬でもまじまじと見つめてしまったこと、そしておそらく自分の顔に戸惑いが見えただろうなと思ったことで、その後はこの団体を見学させてもらう時にも、平静を装ったけれど、自分に深い引け目を感じて、何を見るにしても遠慮がちになった。だから、アトリエで働いている障害者たちにほとんど声もかけられなかったし、写真も撮れなかった。まぁ特にこうして大仰に言ってみることでもないけれど、自分というのはそういう、バリアフリーだとか言っている時代に自分からバリアー張りまくりな人なわけ。


ちなみにこの人がマダム・サノウその人。穏やかで、この人の周りだけ時間がのんびりしているような雰囲気があった。
SN3Q0337.jpg



障害者たちのアトリエは現在、日本大使館の融資でもっと大きな場所を用意しているということで、そっちにも案内して下さった。日本マークあり。
SN3Q0341.jpg



場所はついさっきまでいたドーのDSのすぐ近くで、今のアトリエよりもずっと大きく、多くの人が働くことができそうだった。そもそも庭も余裕があって、心理的にもすごく余裕を持って仕事ができそうな環境。清潔感も増している。大きな鶏小屋も二つあって、すでに百羽を超える鶏たちが飼われていた。アトリエの隣には、作った製品を売る小屋も設けられていた。
ここのアトリエでいい製品をたくさん作って、何時か日本にも輸出するぐらいになってほしいな、なんて思う。



ところで、ブルキナでは身障者をよく見かける気がする。多分、相対的に身障者が日本より多いんじゃないかと思う。
例えば車いすに乗っている人が多いのは、ワクチンを打たずにポリオに罹って下半身が不自由になる人が多いから。などなど。
それから、嘘か本当かは知らないけれど、街で見かける物乞い。時々、盲目の年寄りを子どもが引っ張って歩きながら物乞いをしているのに出くわすことがある。そういうのは実に哀れを誘うと思うのだけれど、わざと人の(特に年寄りの)目を潰して盲目にし、人の哀れみを感じさせるらしい。効率よく物乞いするために人を身障者にするというのは確かに可哀そうだな、お金をあげようかなと思わせる方法だし、それに耐えられる、それができてしまうのは正直、ちょっとすごいと思う。
ただ、そこが日本とは違うところで、気を使わなくても済むけれども、逆にそうやって身障者を前面に出されたときに、自分がどう対応していいのか分からないというか、身障者であることをある種、プライドにしている人たちとはどうかかわっていけばいいんだろうか?
身障者だけでなく、社会的弱者が自身の弱者ぶりを誇示する文化は私にはないから、どうするのがいいのか分からなくて困る。





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まとめtyaiました【私はこうして壁を作る。】

サカビーのCSPSを出て、次に向かうのは障害者団体。なんだかいつも、ちょっと気が重い。最後のカウンターパートの話になってやっと打ち明けるけれど、私はもともとそんなに話すのがうまいわけでもないし、なにか珍しい物やおいしい物を持って行くでもないし、ただ「ありが...

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