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最近読んだダメな本。古谷ツネヒラ『フジテレビデモに行ってみた!』


気がつけば一月ももうおしまい。今月、ブログは頑張りすぎたので、
短い2月はペースを落として頑張りましょう。
時間は有効に使いたいと思うものの、管理しない時間こそが居心地いいものです。本当に。
ドラッカーの言うことは10年後に聞いていられたら嬉しい。




古谷ツネヒラという人の『フジテレビデモに行ってみた!』という本を読んでみた。

私も日本に退避している間にこのフジテレビに対するデモは起こり、話題になったので、よく覚えている。

私は普段からテレビをあまり見ないので、このデモが起こったときに、本当にフジテレビが韓国ドラマばっかりやっているのかな?と思って新聞のテレビ欄を見てみたら、お昼に数時間あるだけという印象で、そこまで言うほどなのか分からなかった。他の局もドラマの再放送とかやっている時間で、大して偏っている気がしなかった。ちょっと調べたら、CS放送とかで韓国ドラマの割合が多い、とかだった気がする。朝と夜は日本の番組やっているし、気にならなかった。

但し、この本にもフジテレビデモに至るまでの経緯としてスケート大会の表記に関する問題なども書いてあり、私はその番組を見てないから知らないけれど、そこは確かに違和感がある。実際にそのシーンをテレビで見たら私も怒ったのかもしれない。だからフジテレビに反感を抱くのは分からないでもない、と思っていた。

しかしどっちにしろ私は当初から、このデモをしている人たちに対してそこまで共感をしていなかったけれど、しかしこの『フジテレビデモに行ってみた!』という本を読んだらなおさら、共感できなくなった。フジテレビデモをしていた人たちはどうしようもない人たちだったんだな、という感想。勿論、みんなが皆そうではないのかもしれないけれど、どっちにしたってこの本は逆効果。彼らが全面的に正しいとしても、この本を読んだら彼らの過激な行動や偏った思想に触れ、嫌いになってしまう。


その大きな理由は、この本が自分たちのことは全面的に肯定し美化して描き、逆にデモの対象であるフジテレビなどに対しては徹底的に、悪意を前面に出して描写しているからである。また自分たちのデモを左翼のデモと比較する時にも、たとえ真実としてもその印象操作はやりすぎで、自分たちをよく見せるためにわざわざ左翼デモにまで参加して悪口を書くのかと。そこまで自分たちのことを美化できる人たちの神経を素直に信じることができる人はいないと思う。そう思うほどにひどい本だった。


著書の中で筆者は、フジテレビデモをするような人たちが「ネトウヨ」と呼ばれることに対する違和感も参加者たちへのインタビューなどで表現しているが、そもそもの「ネトウヨ」と呼ばれる意味さえも理解せずにただ「そうやって人を見下そうとする人たちなんか、相手にしなければいい」と書いている。これがまたイケてない。『ゴーマニズム宣言 戦争論』に影響を受けたことで右翼への道が開けたという著者が、例えば小林よしのりが言っていることをこんなにも理解していないのは本当に残念としか言いようがない。少なくとも彼、小林よしのりの定義ではネトウヨというのは、国家意識を利用して自分を持ち上げている人々。「国家のためなんだ」と声を張っていればそれで人より偉いことをしている気分になって自分に酔って、そうやってありもしない階段を一歩上った高いところから人を見下している気分になっているちっぽけな人。そしてその定義にあてはめたら彼らは間違いなくネトウヨ。本を読めばフジデモに参加した人たちの差別意識というのは残念ながら明確に見えてくる。本当に残念。

最近、ブルキナの友人たちが書いた文章を読む機会がちらほらあるけれど、図らずも二人が同じような一言を書いていた。頼んだわけじゃないのに(笑)。曰く、「自己満足は他人に認めてもらうことで達成感になる」。彼らネトウヨのは自己満足。



それから、個人的にどうしても納得できなかったのは、フジテレビに掲げてあった日の丸が汚かったから「日の丸を冒瀆している」という論理。ここの章は基本的に自分たちの天然の滑稽さを描いているので、正直な話、なんでこれを書いたのか分からない。笑わせようとしているのか??誇らしげに書いているのがまたピエロ。そして問題なのが、「汚い国旗は日の丸を冒瀆している」という論理で、私から見るとかなりのこじつけ。いちゃもん。それって、大事に長年使って来たからぼろぼろになっているだけじゃないの?そういう考え方もできるけれど、しない。自分たちの推論が絶対。薄汚れた日の丸が冒瀆になるのか??ちゃんと日の丸を掲げているだけでも立派じゃないのか?彼らの家には祝日、ちゃんと日の丸を玄関に掲げるか?ちなみに広島のうちの実家はもう暫く前にそんな習慣なくなった。家を建て直してからかな。ちなみにブルキナでは国旗どころか、ちょっとお金がある家や役所のオフィス、時々は私企業にも大統領の肖像画が飾ってあるが、彼らの家はどうだろうか?彼らは北朝鮮住民をどう思っているのか??色々と突っ込みたくなったがとりあえず置いておいて、薄汚れた日の丸は冒瀆という論理は全く理解できなかったが、それ以上にここの章の最後で発覚するのはこのデモ隊の計画性の無さと隙の多さ。そしてその自分たちの甘さを他人の所為にする根性の悪さ。自分たちの印象を悪くするためにこの本を書いたとしか思えない頭の悪さ。もうちょっと自分たちを賢そうに見せる術を知らなかったのかな…と言いたい。私だったら、書いたことを後悔する。本にまでしてしまったことはもっと後悔するだろうな。


ということで、もしこのブログを読んだ人が居たら、この『フジテレビデモに行ってきた!』という本は買わないほうがいい。せめて本屋での立ち読み程度にしておいたほうがいい。私は反面教師になったので、いくらか払った価値はあったと思うけれど、まぁ気分が悪くなる一方のつまらない本なので、お金をどぶに捨てないように。



今、『ソーシャルネットワーク』という映画が見たい。今日紹介したダメなほんとはまた別の本を読んでいるのだけれど、パブリックになるということ、ネットなどでもっと自分をさらけ出すということをもうちょっと深く考えてみたい。日本のソーシャルネットワークはネガティブにとらえられることが多いけれど…本来はどういった形を目指すべきなのか。自分も情報発信は上手くないし、そもそも今はネットに繋がっている時間が短いから、実践まで結びつくかは分からないけれど、今のうちに考えておきたい。



この今週読んだダメな本で唯一よかったのは、最後のほうに数人、デモ外部の有識者がデモを冷静に分析しているところ。韓国のコンテンツビジネス分析にしても、アメリカ文化の蔓延について反対デモが起こらないという分析も、的を射ていて、デモをしている人たちにはここに冷静に反論してもらいたい。


ちなみに私は個人的に、マクドナルドはボイコットです。この先も一生、ボイコット。多分。

ではまた2月にお会いしましょう。




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コメント

きめーなマジで。
まず、ブルキナファソの大統領の肖像に触れているが、それらがもし「汚れていたら」現地人は変えるだろう。
日の丸の綺麗なものを掲揚するのはそれと同じで、「マナー」なんだよ。
国家の象徴やそれに類するものに対する「マナー」なんだよ。
フジテレビはそれすらままなってないから「引き摺り下ろした」だけ。
しかもやつら、別角度からの映像では「新しい国旗」を用意していたのに、交換すらしなかった。デモ隊が要請しても、梨の礫。だから、デモ隊が動いたのは当然だろう。
この行為のどこに批判点があるのか?
何かの法に触れているか?反論出来ねーなら批評せず黙ってろクズ。

それと、最後に。
お前がブルキナファソその他のデモを一切見たことが無いのが分かった。
デモ(本)批評する時はせめていろんな国のデモ見ろよ^^

デモは一部の表現方法であって、
その本質をわかってらっしゃらないようですね。

ちっぽけでどうしようもないネトウヨ
確かに正しいですね^^

どうして、こんな流れが生まれたのか!? もう少し初めからきちんとお勉強した方がいいですよね…。(^o^;)

言いたいことはまあわかりますが、ダメな本とは思いません。
このブログで言いたいのは自分のほうがこの本の作者より考えや視野が優れているということですか?
そうも思いませんね。

ネトウヨは日本の癌、悪性腫瘍ですからね。

やられたらやり返すという子供のような思考にいつまでもとらわれ続け、似非愛国心を盾に国のヒーロー気取り。

本当に恥ずかしい連中だと思います。
この本の表紙も言わずと知れて酷いですよね。。^^;

keinerさん
国旗を降ろした三人は逮捕されましたよ。

同感です

自分もこの本と著者の主張はあほうだと確信します。
研究といってもネットの情報をかき集めたようなどうしようもなく低レベルな分析。
ろくにハングル語も読めないのに、韓国の資料もわからないのに、韓国の研究とかいって笑える。

ぺヨンジュンのファンを、「頭の悪いおばさん」とかいって侮辱してるし。
弁護士の女性などこの著者やウヨ連中より社会的にはるかに上の女性ファンもいるのだが。

同じくkeinearとかいうアホが「いろんな国のデモを見ろよ」等と言っているが、これも笑える。
機会の不平等や経済格差を抗議したOccupy Wall Streetで知られる昨年のニューヨークでのデモ、そしてアラブの春で知られる中東で起こった一連の民主化運動のデモ。
これに比べれば「フジテレビはK-popを出しすぎた!」という理由から派生したフジテレビのデモ(と言えるのか?)は、客観的に見ればどうしようもなく幼稚だし、くだらない。
そもそもフジやTV局はK-popゴリ押しというこいつらの主張が意味不明。
毎日K-popを取り上げているのならまだわかるが、番組表を見ると週に2,3出てくる程度。

丁度昨日も仕事帰りに渋谷のブックファーストに寄ったが、とにかくK-popタレントが表紙を飾る雑誌が実に多い。K-popタレントそのものを特集したものも多いなぁという感じ。

日夜いかに売上を伸ばすかを真剣に考えている大手出版は、当然マーケティングを重ね、その結果K-popタレントを起用しているのだろうが、このウヨは電通の圧力とか韓国政府から金をもらっているとかマジで主張していてクレイジーとしか思えない。
妄想もここまでくると病気だな。

SUPER JUNIORや少女時代などが日本国内でライブをすると、チケットは即完売。
ヨメがSUPER JUNIORのファンなので、ドームのライブに行った事あるがやはり満席だった。
若い女の子が多いが、おばちゃんもけっこういた。あと男も・・。
それでもウヨは「ゴリ押しだ!在日工作員だ!」とかいうから頭の悪さといったらありゃしない。

でもなんでウヨの代表って「独身」「アニメ好き」が多いんだろう?
まぁそういうスジの人って事ですが。

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