スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

満月は薄紫を伴って現れる。


パンを買いに行く時間当たりにちょうど夕暮れが見れるって言うタイミングは、これは誰が計算したものなのかというぐらいにセンチな気分になって走れるから好き。

夕方5時半から6時過ぎの間なんだけれど、職場を離れるのも大体いつも、夕方5時半。するとその時にも、職場からうちまでは西に向かって走るんだけれど、だから遠くに夕陽が沈むのを眺めながら走ることができるのが本当に趣のある時間だと思う。たった3分やそこらの世界だけれど、一日の中で一番好きな時間かもしれない。

で、2,3日に一回、パンを買いに行くのはもうちょっと遅い時間。6時過ぎとかかな。
その日は日曜で、ずっとうちにいたので、ちょっと早めにうちを出た。
そうしたら、うちにも窓があるから知っていたけれど、沈む直前の大きく赤く膨らんだ夕陽のために目に映るものが悉く黄金色に輝いているようで、この時間だけは独占欲が尽きない。

パン屋に向かって東に走っている時、ふとミラーを見ると満月が写っていた。薄暗闇の中、少しずつ光を放ち始める満月がミラーの中で右に左に揺れている。目の前に沈む夕日を眺めながら、ミラーの中で揺れる満月を弄ぶ。今まで以上に至福の時間が流れた。


パンを買ってパン屋を出たときに西の空を見上げると、一段と輝きを増した月は周辺に薄紫の夕闇を従えていたのが印象的だった。夕陽はもう、見えなくなっていた。だけど、西の空が一番輝くのはむしろこれから。


私はこの短い30分余りの時間を楽しむためにひたすら毎日、午後の数時間をまだかまだかとそわそわして過ごす。
スポンサーサイト

| そば屋さんちのふろふき大根 ホーム |

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://karehausagi.blog38.fc2.com/tb.php/538-97d93dbf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザーのみ)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。