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言葉にするだけでこんなにも違う。



「日本に帰るときに、そのカメラをくれ」とか「今度日本に戻るときには、私にカメラを買って帰って来てくれる?」という人は多いけれど、その理由を具体的に説明してきた人がいて、今日はその人の話をしようと思う。



その人は同じガンズルグ県内のブッドリー市でZAT職員(農業改良普及員)を務めている人で、少し前にDPAH事務所職員がみんな集まっての食事会の帰り際、私に声をかけてきて、「カメラがほしいんだ」と言った。


彼は自分があと三年ほどで退職することから話し始め、その後は地元ブットリーにある団体で活動をするつもりだという。
このブッドリーという地域(に限らず、僻地)で深刻な社会問題が、都市への人口流出=過疎化、女性の人権剥奪や低収入など。都市への人口流出なんかは場合によっては、経済発展のプロセスの一つとして割り切ることだってできるもので、もっと時間が経ってからこういう社会問題に焦点を当ててもいいのでは?と考える人も少なくないと思う。私も、そう考えたりする。彼は晴れて退職し自由の身になるわけだからなおさら、本来ならこれから自由になっていったっていいわけだけれど、そういう立場になりながらもあえてそういう時代の波に身をまかすことを潔しとしない彼の表情にちょっと、胸をうたれたのだと思う。
そして彼が続けることには、そのブッドリーの団体の活動をネットを通じてアピールすることを計画しており、世界にブッドリーを紹介するためにネットに載せる写真が必要で、その写真を撮るためにカメラが必要なのだと。


ここまで明確に、それも自分のためでなく自分の住む土地の人びとのために、とカメラがほしい理由を語ってくれた人は今までにいなかった。


カメラがほしいという人は本当にたくさんいるけれど、ただお祭りやイベントのときに家族や友人と写真が撮りたい、ぐらいの感覚の人たちがほとんどじゃないかな。そういう目的で私たちも買っているわけだから、私たちがその動機が不純だとかなんて言えるわけがないんだけれど、それでもこうして明確に自分の郷土をよくしていくための活動に使っていきたいと語ってくれた人には、どうしてこの人がたったカメラ一台を買うのにも苦労するような状況に置かれているのだろう、と思ってしまう。私が今使っているカメラなんて、もう5,6年前に買った古いもので、性能的なこと云々もあるし、あげた途端に「壊れてしまったよ」なんてなったらどうしよう、というのが一番の心配だけれど、もし隊員活動とかとは関係ないところででも、私が置いて行こうと思っているこのデジカメやそのほかのものが、私が去った後もここで役立ってくれるならば、そんなに嬉しいことはないなぁ、と思う。


去年、配属されたばかりのころに田んぼを見にブッドリーに行った時の写真。
真ん中の人がブッドリーのZAT。

P9090495.jpg


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