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『グランブルー』


『グランブルー』という映画をみた。

リュック・ベッソン監督の、ジャン・レノとヴァンサン・カッセルが初共演!と確か書いてあったから、気になってみた映画だったと思う。この二人がタッグを組んでいる『クリムゾン・リバー』という映画があって、そのグロさと展開の早さで全くついていけなかったんだけれど、疾走感だけはあって面白かったという印象の映画、その2人が一緒にやっているというのが気になって見てみた。

実際には、ヴァンサン・カッセルはわき役で、共演はしているけれど、という感じ。

そういうところ、ちょっと想像していたのと違ったけれど、この映画はものすごく面白かった。好きになったね。


この映画を見た正直な感想として、そういう友情もありなのかと思った。
実在の天才ダイバーをモデルにしているというジャック・マイユールというキャラクターは、
父親が自分の目の前で、海で溺れて死んだということが彼にとって水を恐怖に思うトラウマになるのでなく、
むしろ溺れ死んだ父親がイルカになり、
彼自身も人間ではなくいるイルカが家族となって
イルカに本当の信頼とか情、愛を重ねていく。

だから彼は海が一番落ち着く、自分が帰属するべき場所だと信じるし、
彼の友人であるイタリア人ダイバー・エンゾは性格があれだけ違っても、
同じように海で生きてきたことをアイデンティティや誇りにしていて、
必ずしも同じ道をたどっているわけではないけれど、
ジャックと同様に海に自分を帰属させる。

そういう不思議な友情というか、
片方は自分をイルカだと思い、
もう一方は自分をれっきとした人間だと認識していて、
それでも深い海に抱かれた二人が心を通わせるというのはすごく興味深いストーリーだった。


映像も、オープニングの白黒の海というのも、すごくきれいな絵になっているし。その他にも、普段は見れない幻想的な海の画をいくつも見せてくれる。
ジャックが最後、ベッドの上で溺れていくシーン私の中で、私の大好きな映画「ALL THAT JAZZ」とかぶった。全く違うテーマ、表現をしているはずなんだけれど、死に直面した時に素直な自己がどちらも表現されているようで、不思議なことにこの瞬間にイメージがダブった。




ところで話の筋とは全く関係ないけれど、途中で日本人の潜水チームが出てくる。日本人が見るとなかなか笑えないところだと思うんだけれど、世界の人たちから見ると日本ってこういうイメージなのかと、がっかりする日本人って少なくないだろうなぁ。私たちにとってはあまりにもシュールで、といいたくなるけれど、外国、特に(敵にしろ見方にしろ)一緒に世界大戦をやり、戦後日本の驚くべき経済成長を見ていた国からしてみれば、日本人の団結力というか協調性、今回の震災でも決して自分の利益よりは集団としての団結力をという面が最初に目につくものと思われる。欧米人たちにしてみれば、日本人のそういう部分がすごいと言いながらも、日常の中では個のなさとか、どこまで行ってもまず組織でなければ何もできない日本人を軽蔑しているところもあるのかもしれないなー。
そして、何よりも驚くのは、日本人があそこまでのナショナリストと思われていること。この部分を見るにつけ、世界大戦を戦う日本の姿を見ておそれを抱いた国の精一杯の皮肉という表現方法なのかも知れない、と思う。ちょっと複雑なメガネで日本のことを見ているのかも知れない。

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