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ヤバい経済学


昨日に引き続き、
『ヤバい経済学』

ご存知、数年前に流行った経済の本が映画化。
実は『超ヤバい経済学』という続きが出版されているけれど、
まさかこれが映画になるとは思ってもなかった。
インサイド・ジョブとは違って、
そこまで真面目にみる必要はないから気は楽
「あぁ、こんなこと考えて飯食ってるひとがいるのか~」って。
数字や小難しい理論が使われていなくて、
経済学を知らない人でも楽しめてしまう、というのがこの本のコンセプトの一つであった気がするので、
映画化するという路線は間違っていないのかも??


ここの段落は、めんどくさかったら飛ばして読んでね♪
ただ、この部分だけ切り取って「経済学ってこんなに面白い!」みたいな評価をしているのとかをみると、ちょっと困る。彼らはインセンティブを、身近な問題を取り上げる中でその理論を説明するけれど、これがあればこ難しいミクロ経済学やマクロ経済学がなくなるわけではないので。ミクロ経済学の中では、個人や法人(会社とか)がどういう基準で経済活動をするのか、という基本的なパラメータについて以前は、完全情報とか合理的な個人、ってものを仮定して話を進めていた。要するに、A店とB店で扱われている商品の値段や性能が完全に消費者には把握できていて。そのうえで消費者は最もコストがかからない手段を選ぶという…はっきり言って現実を無視した、そんなのありえない!!って仮定に基づいてミクロ経済を計算していたわけ。当然のことながら、そうやって計算したものと現実が全くかみ合わない。それで、その問題を解決するために、もっと現実的に、インセンティブ(誘因とか訳される)によって動く個人というものが考えだされている。一見、合理的な判断をしない個人はどういう判断基準で物事を決めているのか、ということを知るために、行動経済学とかの研究が進んで、完全情報でない状態(要するに、私たちが普段買い物をするときに与えられている程度の情報がある状態)に近づけて考えて、個人がその時にどういう部分を重視するとか、価格でないところでどういう判断基準を持っている(例えば、C店の店員は若くて美人だから男性客が集まる)などといったことを考慮して、個人の消費の傾向とかをつかんで店舗側は戦術を練ったりと。そういうことが最近の経済学では考えられてる。


正直な話、本を読んで理解できればまたわざわざ映画を見ることはない、っていうのがこの映画だと思う。
本の作者が制作にかかわっている、っていうか出演しているし、
だからなおさら、小説を映画するほどには本から映画になったときの
表現方法の変化はないわけだから。
本で読んだ以上の情報はないと思う。

それでも、相撲の八百長問題が取り上げてあるなど、
日本人には特に楽しめる映画になっていると思う。

私は相撲なんて今まで興味が全くなかったから知らなかったけれど、
映画では相撲のことを本当によく取材していて、
だからあれを見て私は相撲をスポーツと呼ぶ感覚が間違っている、
という論にものすごく共感した。

他のスポーツで、神にささげるためにやっているものが果たしてあるだろうか?
そういうことを考えると、相撲はスポーツではなくて祭りだ。
もちろんその事実が八百長やそのほかのスキャンダラスな隠蔽体質を許すものではないけれど、
まぁ他のスポーツと同列に語ることはできないんじゃない?
ただ勝った負けたを見るものではないんだなぁということを感じた。


そういうことで、日本人にとってはみる価値が特に大きい一本かもしれない

ヤバい経済学の話なのに、経済の話全くしてないね。
私は本が面白くて、その著者スティーブン・D・レヴィットという人が出演するとあるから、どんな顔をした人があの本を書いたんだろうと、そういうちょっと面白半分で見たんだけれど。
さっきも書いたとおり、映画は原作のまま。
この本(映画)のテーマは「インセンティブ」というもので、
「誘因」とよく訳されるけれど、動機づけみたいなものかな。
人を動かすもの。
心理学でよく使うのは「内発的動機づけ」「外発的動機づけ」だけど、
どう捉えるかという視点が違うだけで、同じようなものかな。
このヤバい経済学で取り上げられているテーマは、
相撲の八百長や名前で人生が決まるか、高校生の成績をアップさせる方法など、
一般的な感覚からは経済学という言葉に結びつかないテーマで、
そこをインセンティブという言葉を使って解説していくやり方は、
モラル的な面とか、別の見方をすれば納得できないことはあるかもしれないけれど、
面白いことは言っているから、
読むあるいはみてみてはどうかな?と思う。
話の内容だけ考えたら、本ののほうがいいかな。

ヤバい経済学
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