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もう悩む以外に道はない!!


友人に頼まれて、ある本のルポタージュを書くことになってしまった。

ちょっと待てよ、おれ、ルポとか書いたことない。何をかきゃいいのか分からない。そもそもルポって、何なのだ??決まりは、何かあるのか??何字ぐらいで書くものなのだ??全く分からん。
読書感想文のノリでいいのだろうか。


そんな前途多難なルポタージュである。とりあえず、本を紹介しよう。

「裁判長!おもいっきり悩んでもいいすか 裁判員制度想定問題集」
著・北尾トロ 監修・村木一郎[弁護士]


IMG_1188.jpg


先週末に出たばかりの新刊。タイトルの通り、裁判員制度として扱われるような事件を想定問題として著者が「一人評議」を行い、判決を出す、と言う内容になっている。
弁護士による監修ということで、想定問題は現実にあった事件を参考にするなど作りこまれている。また、重要になるであろうと思われる刑法に関する知識も学ぶことが出来、そして法曹のプロの視点からの一人評議に対する評価やコメントも、早くも今までの判決とこれから下されるであろう判決を比べるような節があり、興味深い。実際の模擬裁判の結果や各種データを取り入れるなど、その説得力も高い。


この本は、7月下旬から始まるといわれている裁判員裁判をかなりリアルにシュミレートしていると思われる。その意味で、「裁判員制度って何?」「仕事があるから参加は見送りたい」などと思っている人々には全く向かない。
裁判員裁判に乗ることを決め、しかし「どのような事件を担当することになるのか全く分からない、法律に関する知識が全くない、などの理由で不安」という人々にこそ勧めたい一冊である。
シミュレーションであるにもかかわらず、著者は思慮に思慮を重ねて結論を出している。他人の人生だから決められないと逃げるか、あるいは他人の人生を揺るがす責任を背負うことが出来るか――それが問われているように思えてならない。





余談だが今日、この本にて扱われたケーススタディに似た事件の新聞記事を見つけた。
「西淀川事件 容疑者を再逮捕」。衰弱した子どもが失禁したことに腹を立て、ベランダに放り出して放置し、子どもを死なせたという事件だ。

殺人スレスレの保護責任者遺棄致死容疑。捜査当局も裁判員制度を意識して、容疑を確実に立証できる「保護責任者遺棄致死容疑」に切り替えた。
裁判員制度はその法廷こそ7月下旬からだと言われているが、すでに市民感覚は意識され、裁判を変容させ始めている。今更じたばたしてもしょうがない。あとは、法廷で白黒つけようじゃないか。
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