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タクシー車中で求人。


久しぶりの首都・ワガドゥグ。
ゾルゴは平和でみんな友達で、自分のうちもあってそれなりに過ごしやすいところだけれど、私はやっぱり首都が好きだ。ゾルゴは刺激が少なすぎる。

広くて、すこしタクシーを飛ばせば流れるように景色が変わり、立ち並ぶ商店には数え切れないほどのものが視界一面に広がる。毎日めまぐるしく、いろいろなものに目を奪われ、夢中にさせられる都会の迷路は、私にとっては魅惑の散歩道。


そんな、スーパーや商店が立ち並ぶ中心街に向かうタクシーの中。車が止まって、再び走り出すのを待ってなんとなく前方を見やっていたとき、助手席に座っていた若い女性が突然振り向き、声をかけてくる。
「あなた、中心街で強いているお店はある?」
私は全く意味が分からず、「Oui(ああ、あるよ)」と曖昧な調子で答えた。
中心街についてタクシーを降りると、その助手席の女性が私についてきてさらに話しかける。
「私、仕事を探してるの。紹介してもらえない?」
そんな声のかけられ方をしたことがなかったので、はじめは聞き間違いかと思って何度も聞き返した。何度聞いても、「仕事を探してるの」という。しばらくして女性が何を言いたいのかが分かった。つまり私が、知っている店があると言ったから、その店で働けるように紹介してくれ、と女性はたのんでいたのだった。そういう意味だと分かっていたら…「知っている店などない」と私は答えたはず。
さて、困ってしまった。私が、知っている店はあると言ったものだから女性は期待している。勘違いとはいえそういってしまった自分の落ち度を認識するから、無下に断ることができなくなった。が、このジレンマはもっと悪質だ。
ワガに一軒だけある、日本食レストラン。そこの経営者と、知り合いではある。だから、「その人に電話して、人を探しているか聞いて見るよ」と答えた。そして、また後で、といって分かれた。その後、また悩む。知り合いではあるけれど。本当にその人に電話して、「この人を雇ってやってほしい」と自分が言える立場だろうか?その人も私と同じように何かの義理を感じて、そのせいでその人もジレンマを抱えてしまわないか…そもそもタクシーであったただの他人で、他人に頼まれたら次回もその次も世話してやるのか?などと街をうろつきながらいろいろ考えた。結局、そんないい加減なことで電話をして煩わせるのは申し訳ないと思って、電話もしなかった。タクシーで出会った女性とはその後、連絡を取ってない。

本当に自分のそういうところ、自分の言ったことに責任を持つ振りをして裏切る行為。よくないと分かっていても、なかなか「ごめん、勘違いした」とはいえない。


…フランス語だとまた特に、ね。
しかし白人って、そんなに頼りになると思われてるのかなぁ。不思議な感覚だ。
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