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3ヶ月で生じる感覚のずれ


私が日本を出発する数日前に韓国籍の船に乗ってロシアはウラジオストックへ旅立ち、私がフランスを踏み台にしてブルキナに来、3か月を過ごしている間にのらりくらりとヨーロッパを20カ国近く歩きまわってきた人が、つい昨日から、ブルキナに遊びに来ている。

その人のために、ブルキナの銀座ともいえるクルバにある、ちょっといいホテルをとって待っていた。なんとツインで一泊25.000FCFA!!日本円に直しても5000円。物価の違いを考えると、本当に高い。参考までに、協力隊は1ヶ月の生活費としておおよそ150.000FCFAを支給されている。
実際にホテルに行ってみれば、立地条件は悪くないし(むしろ地下鉄とか電車の駅がないから、すごくいいところというのはない気がする)、併設されているパン屋さんは美味しい、ロビーはきれいでテレビもソファーもコーヒーもある(ついでに日本人が何人もいた)、部屋に入ってみればシャワーとトイレが別、タオルや石鹸もついている、冷蔵庫もテレビもエアコンも天井からぶら下がっている扇風機LANケーブルある、ベッドにシーツがきれいに敷いてあって掛け布団をかぶって寝られる、なんて贅沢なホテルなんだろう!!って思った。

夜中の0時にロイヤルエールマロック機にて到着、入国で少しトラブってホテルに戻ってみれば2時を回ろうかという時間、私はそのホテルの部屋を見て喜んでくれるものと思っていたら…

「これがこっちの1流ホテルかぁ。やっぱり途上国だね、日本でいったら3流以下のこんな汚いホテルがいいほうなんだ。」

一瞬がっかりして、次の瞬間にたった3ヶ月でこんなにも自分の物差しが変わってしまった事に気付いて驚かされた。自分の生活に必死になっていて、ブログでこんな生活をしていると紹介して、日本から持ち込んだ眼差しをもって自分のブルキナ生活を眺めているつもりでいたのに、自分以外の人の感想と比べて相対化して初めて気付いた、2ヶ月に及ぶ電気なし水道なし生活の、自分へのインパクト。また周囲の同僚たちの暮らしぶり。それが普通という基準の形成に至っており。

その感覚の違いを認識しても、今の自分には全く戻ってこない基準がある。


ところで、話は変わるけれど、銀座のコーヒーが高いわけを、「みんながその値段払うからだ」と解説している本があった。タイトルや著者なんかは忘れてしまった。うっすらと記憶の片隅に残っているだけだ。
つまり、地代が高いこととコーヒーが高いこととの間には直接の関係性はなく、消費者が「地代が高い(経営費がかさむ)から、その埋め合わせをするためにコーヒーが高くなるのだ」と認識し、同じコーヒーに高いお金を払うからこそ銀座のコーヒーは高いのだと。なるほどと思わされる話だ。
コーヒーの値段は、ブルキナでは比較が大変難しく、というのはコーヒーが一般的な飲み物ではないから。その代わりにミネラルウォーターで比較すると。一般のスーパーや商店で一本350FCFAほどのミネラルウォーターがある。同じミネラルウォーターをワガドゥグの一等地でありオフィスビルが立ち並ぶクルバで買おうとすれば、一本500~700FCFA。クルバで買えばなぜ高いのかを調べてみようという気にはならない。ただ、この水の値段を見て銀座のコーヒーの話を思い出した。ただ、それだけの話。

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