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雨が降り出す前に



それは特に日差しが強い午後だった。
夕方の事務所から東の空を見上げれば、青い空に絵具をこぼしたように、暗めの色合いをした積乱雲が無造作に素早くこちらに向かって広がってきていた。重なった雲が流れていく様子は不思議で、動いて行く速さの違いでその遠近がようやく掴める。そしてこの地上にも、ひんやりとした風が吹き抜けて、あっという間に気温が下がる。


雨が降り出す前に、…


ネットカフェに行ったけれど、停電でネットができなくなって、あえなく退散。うちに帰って暫くすると、風が一層強くなって、窓に叩きつける。部屋の戸が大きな音を立てて、ひとりでに閉まる。止まるところを知らずに。
そして、轟音とともにバケツをひっくり返したような雨が降り出した。

小さいときには。停電って、突然やってくるイベントのようで、なんだか楽しかった気がする。
小さいときにはたびたびあった停電も、中学生ごろからは見舞われた記憶がほとんどない。雷が鳴れば、停電に備えて電化製品の扱いには気をつけていたけれど、実際に停電で困った覚えはない。


停電で困る、なんて何年ぶりのセリフだろうか。
だけど今の私には、停電なんてあまり関係なく過ぎていく。キッチンでぼーっと激しい雨の音を聴きながら、今頃他の任地のみんなは停電で困ってるのだろうと、思ってみた。私はどうせ電気がまだ来てないから、事務所で充電してきたパソコンもタイムリミットがあって、夜に備えては毎日ろうそくとLEDライトが、雨だとか停電だとか関係なしにある。パソコンに関して言えば、週末のほうが苦しかったりする。
停電にあって、こんなふうに誰かのことを考えているのは、今更ながら不思議だと思う。今まではそんなこと、全くなかった。よく考えたら、本当に停電にあってるのかもよく分らない。強いていえば、帰り道にあるダンスホールからレゲエが聞こえなくなったら、停電してるいと思っていい。自分は停電を経験してないのに、起こっているものだと信じ、そして停電にあっているだろう人たちがどんなふうに感じているだろうなんて考えて、秋の長い夜をこうしてまた一つ潰してみる。


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コメント

まだ電気が来んのん????ガスもダメじゃし、不便じゃのう。(毎日バーベキューしよるの?)
まあ、それはそれで日本じゃあ考えられん話じゃし、楽しいじゃろうね。


懐中電灯も電池も送っとるし、使こうてーね。蚊取りも電池じゃけんえかろう。

ロウソクは火事に気を付けんさいよ!!

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