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それでもものすごく恵まれている私のブルキナ生活


病人の気持ちは健康な人には理解できないとは、日本でもよく言われていたことだったが。私はそれをブルキナに来てから実感するところとなった。

愚痴になってもしょうがないが、ちょっと前にひどい下痢をして寝込んだときに、心配した同僚たちに、一日に何度も訪ねてこられるのには正直、参った。その行為や気持ち自体はありがたいし、嬉しいとは思う。もともと、休みの日は友人の宅を訪れてお喋りするのが習慣の人たちなのだが、病気になったと聞けば仕事を放り出して??朝昼晩と様子を見に来てくれる。
「気分はどう?」良くないねぇ、仕事休むぐらいだもん。
「薬は飲んだか?」大丈夫、ちゃんと飲んだ。
「薬、持ってるか?」持ってるって、飲んでるって言ってるんだしさ。
「JICAの担当者には電話したか?」したってば。
「また来るよ」ん…ジュースかフルーツと一緒に来てくれると嬉しいな。
日本の病人に対する決まり文句??である「なにか欲しいものは?」が出てこず、勝手にやきもきしてたり。


そして友人の訪問にいちいち応えていると、そのためにはまずベッドから降りて、ベッドルームの戸をあけて、とことこ歩いて玄関まで行って、鍵を開けて…と、一仕事だったりする。もちろん友人が帰った後にはその逆のプロセスを踏む。で、ある同僚が訪ねてきた30分後に別の同僚が訪ねてきてくれた日には、どうして二人まとめて来てくれないのだと、言いたくなってしまった。普段訪ねてきておしゃべるする分には全く楽しいのだけれど、ただでさえ体力を大量に、別のことに使っているときに特にこれだ。
朝、7時前に訪ねて来られたときにはさすがにベッドから出る気になれず、無視したりもした。するとその後、一時間後にまた顔を見るために訪ねてきた。意外と、マメな人たちだった。



が、そこで病人のジレンマと同時に重みを持って実感したのは、一人暮らしには広すぎる家のことだったりする。
電気なし、水道なし生活にはある程度慣れてきた。だけど、広すぎる家には結構困ってる。うちは広いサロン(リビング)にベッドルームが二つ、キッチン、バスルームと、使ってない部屋がもう二つ。住んでは居るけれど、どれも一つ一つが広くて使いづらく、トータルでも広すぎて困っている。
日本のアパートみたいなのをこっちの田舎に求めたって、そんなに詰め込むほど人はいないんだからしょうがないのかもしれない。土地はむしろ余っている。だけど、それでも一人には広すぎて困っている。静岡で一人暮らしをしていた時の、玄関からベランダまで歩いてもせいぜい10歩ぐらい、がやっぱり一人にはちょうどいいと思う。小さな6畳の部屋の真ん中に座れば、部屋にあるほとんどのものに手が届き、用が足りてしまう生活。
特に今は水道も来てないから、水貯めバケツにいっぱいの水を買うという暮らしをしている。水を使うときには、場合によっては水を使うためにそのバケツまで何往復もしたり…これがそこそこの運動になっている気がする。
そうだ、今は水貯めバケツに水を買う生活をしている。

2年前の冬、ケニアから帰国したばかりの隊員が「2,3日に一回は、水を買うことから一日が始まります」と言っていたのを確かに聞いた。アフリカというのはそういうところなのだと、そのときには思った。水道がなく、川の水を汲んできては売る商売が成立し、その水を買って炊事洗濯、水浴びに使うという生活を町ではするのだと。ちなみに、ちゃんと見ていないと誤魔化されたりするらしいから、水を買っている間はその水を売って歩く人がちゃんと水を運んでくるのを見届けるというか、見張るのだと言っていた。が、協力隊の試験に受かって自分の要請書を見たとき、住居の欄に『水道及び電気 安定』となっているのを見たときからここに来るまで、まさか自分がその隊員に聞いたままの、水を買うことから一日が始まる生活をすることになるとは、夢にも思ってなかった。


P9010376-2.jpg



ちなみに私の場合、この緑のバケツいっぱいに水を買って250フラン、日本円にして50円ほど。こちらの感覚でも、大した買い物ではないと思う値段である。
この大きなバケツを水でいっぱいにして、200リットル。目に見えて水が減って行くことには、色々なことを思わされる。自分が使う水の量をこうもストレートにビジュアルで示される。労力がかかることもあるから、それでも日本に居る時ほどは水を使ってないんだろう。だけど、飲み水よりもはるかに多くの水を洗濯やトイレに使って、あっけなく流していくのを自分で見るのは、…

水道が来たら、多分今よりも水を使う量が増えるんだろう。そして4月の、乾期真っただ中でしかも一年を通して一番暑い季節になったら…停電や断水も頻繁にあると聞いている。


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