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Great dictator


焦ってた。

ものすごく焦ってた。馬鹿だった。まだ活動も始めてないし、自分の目で見たわけでもないのに。独裁者になろうとしてた。

思い出すことがある。駒ヶ根での訓練所生活も序盤、国際貿易ゲームというものをやった。
最貧国の一員になった私は、なんとか先進国たちに少しでも追いつこうと、とにかく歩きまわってた。その間、一緒の国(グループ)になった人たちは、自分たちの国(テーブル)でお喋り…私がこんなに国を発展させようと頑張っているのに、どうしてみんなあんなに気楽にいられるんだ、とか思いながら、空回りしてた。
ゲームが終わったときの種明かしの中で、スタッフの人がこんなことを言う。「裕福な国になった人たちは黙々と作業をして、貧しい国になった人たちはお喋りで盛り上がったりして、本当に先進国と後進国を対比しているようになります。」それを聞いてはっとした。私は経済発展することに絶対的に価値があると思っている自分に気付いたし、経済発展してのちも快適な暮らしを続けるために黙々と働き続ける先進国の人々の滑稽さも、このときまざと知ったつもりになった。


けど、実際にはなーんにも変わってなかった。
今日のお昼に友達にメールした内容は、どうやったらブルキナが経済成長できるか(だけ)を延々と考えながら、書いた文章だった。
その友達は冷静に、私の書いた文章を否定してくれた。のぼせあがってた頭が一気に冷えた。自分は本当にアホだったと、友達からの返信を読んで思い知らされた。駒ヶ根であんなに価値観を揺さぶられたはずだったのに、もうそのことをきれいに忘れて経済発展のことばかり考えてた。それを完全な善だと決めつけて。
まだ任地にも入ってなくて、そこではみんながどんな生活をしていて、どんな問題を抱えてて、それをどう変えたいと思ってて、何は変えたくないと思ってるのか…それを全く考えないまま、自分の焦りだけでこの国を経済発展させて、あんなふうに改造するためには何が必要か…なんて考えたりして、もう本当に頭がおかしい。

自分の願望とか満足のために「あの国をこうしたらいいんじゃないか」なんて考えるなんて、来てたかだか1ヶ月でなにやってるんだろう…

一度忘れて、もう一度落ち着いて、ここの人たちと対話をやり直そうとおもった。
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