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底を打つ日。


楽しくもあり、さみしくもあった一カ月の締めくくり、先生宅でのパーティから一夜明け、さぁあとは帰るだけと意気込んできた面々だから、火曜日の朝に今までのように朝7時半から授業があればふてくされるというものだ。
あからさまに文句を言うメンバーまでいる。

私は今週やっと復帰し、しかしちょっとしたことですぐに疲れてしまう体になっているために、だらだらと話を聞き、しかし聴かずに座っていたが…朝も10時を回ったころに先生が水の話を振ってきた。ONEAという水道局のスローガンが「l’eau C’est la vie(水こそ命)」というのだそうだ。その「la vie(命)」というところを隠しておいて、さぁ当ててみなさいと言われたときに、私が「fabriqué(生産物)」と言ったのが通じなかった、その瞬間に私の頭の中のゴングが鳴った。久しぶりのはじけた音とスポットライトが見えた。

「水は無駄遣いするべきです、節約などするべきではない。なぜなら…」とまくし立てる。
左前に座っている女の子の顔は伏せ気味のため見えないが、いつものことだ、そんなだるい話、位に思っているのだろう。

「日本でも、無駄遣いするからこそ供給が生まれるのです。もしみんなが節約に節約を重ねたら…」へ理屈だとは分かってても止められない、私はそうやって人を困らせて楽しむ癖があるから。とはいえ語弊のある言葉こそ使ってはいるが、日本語でなら絶対負けない。左に座っている看護師は納得がいかず、どうしてそうなるの?とこっちを向く。


いい加減、私だって大人だ(自分で言うのもなんだけど。)こんなところでムキになったりしないし、自分の言いたいことと自分の仏語能力とのギャップを確かめた後は…
「この議論は終わらないわ、だって視点の違いが原因なんだもの。」と目の前に座っている女の子が間に入る。そして、そうだね、あなたの意見は尊重するよと言ってこの話はおしまい。便利な言葉と大体の落とし所は心得ているつもり。そして次の話題になったときには、

「彼女の意見が聞きたいね。」

傍観者を決め込んだ。
最後の授業ぐらいそんな風にひっかきまわしたって、文句ないでしょう。どうせみんなやる気無いんだし。




詰まんなかったから無駄遣いすべきですなんて吐いたけれど、私の言いたいことというか本当に考えてることは別に、水のことではないというか、有限資源ではないけれど西アフリカの内陸地で水を無駄遣いするのはやっぱり自殺行為だ。少なくとも今は。
だけど、無駄遣いに見えて無駄ではないものはある。それはお金だ。
どんな形であれ、消費する(=一方で生産する)というのは新しい価値を生み出すことであり、トータルのパイは増える。
「情けは人のためならず」ではないけれど、消費することが自分の収入を変える一つの道だと私は信じてる部分がある。

突然こんなことを書き始めたのは、いつだったか、ここでの生活をどれだけ切り詰めて、その後にお金を残すかということを話しているのを聞いたからだ。私の中で、協力隊の重要な仕事の一つは消費することだとぼんやり考えてみている。
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