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どっちにしてもこれから開発が必要になると思われる鞆


いま話題の鞆の浦である。

つい先日、地元の団体「明日の鞆を考える会」が県に対して起こした裁判の判決が出て、
鞆の景観を司法が「国民の財産」とまで称し、埋め立て・架橋計画の差し止めを命じ、
建設に待ったをかけた。

原告側の勝利だった。


裁判所が「国民の財産」とまで表現するほどの土地、新聞の一面にも載ったこと、
その際改めて宮崎駿氏がポニョのモデルとして選んだことが強調され、
自分たちの週末の予定を考えると「歩けるだろうか」とまで心配してしまった(実際には平気で歩けた)。


鞆は穏やかで静か、居心地がいいところで気に入った。
暖かくてのんびりしていて、リゾート地としては最高なのでは、と思う。
しかしそれはよそ者が思うことであって、地元では複雑なようである。
それは実際に行ったときにも感じることができた。
一方で道路建設反対の署名運動をやっており、
また一方では是非道路を、と言う声もある。


IMG_1466.jpg


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新聞の一面で報道されたことで、問題はより面倒になっただろう。
部外者が多く入り、その人たちの多くは景観を守るべきと言う声にうなずく。
しかし道路建設を求める人々の声は積極的に発せられているようには感じられない。
今回の判決と報道で、肩身が狭くもなったろう。
私は、部外者が署名をするのは無責任な気がするのだが。



そう考えながら歩いていると、岡山の専門学校生で映像を研究していると言う二人の女性に出会い、
突然に今回の判決について意見を求められてしまった。
しかも映像を研究している二人の卒業制作と言うことで、カメラを向けられて!!
さらに、突然のことに戸惑いながらカメラとカメラを構える女の子たちの方をむくと、
その向こうで番長までが携帯で撮ってる!!


そのときは恥ずかしいし突然だしでまともな意見を言えなかったし、
間違いなく舌足らずな部分もあったので、
その無念さと言うか欲求不満を満たすために、ここに私の考えを書こうと思う。無責任ながら。



まず私は無責任さが嫌だったので、そのインタビューではまず
「どちらかと言うと」(道路建設に)賛成、と控えめに言っておいた。
本当に必要かどうかは地元の人たちが決めればいいことだと思っている。

しかし「開発の時代は終わった」などと言う台詞をあんな田舎にまで当てはめていいのだろうか。
東京や大阪などの大都市に向けての言葉ならば意味もあろうが、
あのような瀬戸内の片隅にまでその言葉を当てはめ、
「今回の計画は世界の流れと逆行している」と言うのも決まり文句だ。むなしくないのか??

科学が発達し、世の中が日に日に変わってゆき、便利になってゆく中で
人が住むための街がそれにあわせて変化しないでいいのだろうか。

住民たちの悩みの中心は「救急車も通れないほど細い道」が中心である。
いくら江戸時代からの町並みが残るからと言って、住民がいまでも江戸時代と同様の暮らしをしているわけではない。
実際、車がすれ違うのがやっとの路地で渋滞している場所を歩いた。あれでは不便極まりないし、救急車のことも不安に思うだろう。

地元の人たちがみな「この町並みを完全に残したい」と思っているなら、
無論そのまま残すのがいいのだと思う。
しかし実際には、もっと便利な生活を送りたいと思う人々も少なからずいる。
稀有な景色の土地に生まれただけで、そこに暮らすために生活の向上が望めないのならば、
その土地は人が生活してゆく場としては衰退してゆくだけである。


「国民の財産」という視点からでも、開発の必要性は説くことができる。
つまり、財産として活用することを考えなければならないのである。
その景観が国民みなで共有するべき財産であるならば、国民全部がその景観を楽しむことができねばならない。
そうすると、観光地にするにしろリゾートにするにしろ、
全ての人が楽しめるようにするために交通網を整備する、バリアフリー化、事故が起こった時の対策(もちろん救急車が迅速に行き来できる、も含めて)などの開発・設備投資も考えておかないといけない。
「国民の財産」と呼ぶのならば、それ相応の価値あるもの、価値を産むものとして整備しなければいけないはずである。
しかし建設反対派はそのようなことを考えている節はない。ただ「自分たちが好きな景色だから」で語ってはいないか?司法判断の「国民の財産」と言う言葉を持ち上げて。


このように感じるから、私は建設反対派には賛同できない。




このようにいえたらよかったのだけれど。多分、言いたいことの5%もいえてないんだろうなぁ。
まぁ彼女たちの目的は意識調査ではない(だろう)から、ここに書いて満足することにする。

なんにせよこの問題は地元の人々が決めるべき問題だ。
地元の人々対地方自治体(お上)という図式で喧嘩してもしょうがないと思うのだが。


しかし、某地方テレビ局が来ていて、そこら辺にいる人(観光客)にカメラを向けて「どう思いますか」とやっているのにはイラッときた。
無関係のただの一般市民をカメラに収めて、それを公共の電波で流して「報道です」と言い張るのだからたまらない。ハイエナのような連中だと思う。


そして今回の広島県知事選の立候補者にもさっそく、この鞆の問題に触れて発言するものが出てきた。そのうちその発言ももっと突っ込んで検証していこうかと思う。
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